"アロマ"とはフランス語で「芳香」を意味します。
"テラピー"とは「療法」、"アロマテラピー"とは芳香療法のことです。
アロマテラピーには精油と呼ばれるエッセンシャルオイルを使います。
エッセンシャルオイルとは花や葉、樹皮、根、樹脂など植物から抽出した素材で、100%天然成分からできています。
現代社会のキーワードは「癒し」です。「癒し」という言葉から今の時代のすべてが読み取れる、と言っても差し支えない程です。
過剰な情報、発展し過ぎたテクノロジー、離れすぎていたり近づき過ぎていたり、距離感覚のずれた人間関係、事実は小説奇なり、という言葉を突きつけられるような残虐な事件は相次いで起こり、私たちの感覚はゆっくりと麻痺し、まるでパニック映画のように現代社会がコマ送りで風景を進める中、感覚と身体のバランスは自分でも気づかない間に崩れています。
食生活が乱れている影響も大きいでしょう。食事は身体に直接影響を与えます。
WHO=世界保健機関では「健康」の定義を身体だけではなく、精神も同時に健康でいてはじめてその人間は健康であると規定しています。身体が異変を起こせば精神も異変を起こし、精神に異変を起こせば身体もまた異変を起こすことは、既に臨床実験で確認されています。
まるで機械のシステムのように、そういう仕組みに人間はなっているのです。人種の違いに関係なく、これはどの国の人間でも同じです。
毎日完全に元気!という人はいません。現代社会では、誰もが少しだけ疲れているのです。「癒し」を求めているのです。アロマテラピーには癒す作用があります。視る、聴く、嗅ぐ、味わう、触る――人間の5感の中でも、嗅覚は非常に敏感な感覚です。
どんなに美味しい食事をいただいても、鼻に異常がある場合、おいしさを感じることができなくなります。腐った食べ物を口に入れたわけでもないのに、腐臭など強烈な悪臭を嗅いだだけですぐに気分が悪くなります。
逆に森に入った時に森林独特の香りを吸い込むと、爽快でいて穏やかな気分になります。香りは身体に直接作用するのです。
アロマは、そのアロマによって、身体と精神に及ぼす影響が異なります。
アロマテラピーは香りで精神と肉体を癒すのです。ただ、良い香りを嗅ぐだけではなく、れっきとした療法なのです。
時代にマッチしたアロマテラピーは日本でも急速に広まり、特に女性の間ではアロマテラピーを自宅で嗜むことは既に定着しています。
ロマテラピーを応用させたエステティックサロンや美容法も普及し、アロマテラピーはヨーロッパから伝わりましたが、日本でもアロマテラピーはビジネスとしても成功しています。時代が、人間が、「芳香」を求めていたのです。


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